住職最期の時、若妻の厚意に対し其の礼をと思い何か願い事はないかと尋ねました。若妻は、願い事はないが安らかなお産と子の成長を願うのが女としての唯一の願いであると申しました。此れに対し住職は、必ず安産と子の成長を見守っているから安心しなさいと伝えました。其れから食を絶ち、ついに浄に入りました。(命を絶つ)
其の後近隣の住人等敬い奉り、度重なる御利益が町々里々に伝わり崇敬の念厚き人々が相談し合い、下﨑大神と称し安産・子宝の守護神として現地に祭祀いたしました。
現在、女性の守り神と言われ県内外を問わず安産祈願はもとより、子授け・初宮詣・七五三詣など子供の成長、厄除け種々の御神徳を挙げて、今日に至っています。